店長になるには

【飲食店店長として一生働くということ】というからには店長にならなければなりません。店長になるにはどうすれば良いのでしょうか。




※なぜ店長でなければならないか



◆店長への道のり


飲食業の会社に入社したとしても いきなり店長になれるわけではありません。

入社後は

平社員 → 副店長 → 店長

ほとんどの会社がこのようなプロセスですすんでいくと思います。

上司からの評価を得て、昇進していくわけです。

・売上の向上
・原価の抑制
・人件費の抑制
・水光熱費の抑制
・人員の育成

などで数値目標をクリアしながら 料理や接客の質を向上させて、店舗クォリティの上昇が認められると自分の評価になるわけです。



◆店舗クォリティとは


店舗クォリティというのは良い店かどうか?ということです。

しかし

『自分が良いと思う店』では意味がありません。
『会社が良いと思う店』は惜しいですが少し違います。
『直属の上司が良いと思う店』を作らなければいけません。



◆自分を評価する人


自分を評価するのは会社の偉い人ではなく直属の上司です。

特にチェーン展開している飲食業では店舗で働くスタッフは大半がアルバイトであり、社員は数名しかいません。
それぞれが異なる店舗で働いているので会社の偉い人に直接評価される場面なんてものはほとんどありません。
自分に評価を下すのはその店の店長であったりエリアマネージャーやスーパーバイザーといった近隣の店舗をまとめて管轄している人になります。
評価にはそういった人の主観が多分に含まれることになるわけです。

例えば自分は接客が丁寧なことがお客様に喜ばれる良い店だと思って、それを実践したとします。
しかし直属の上司から見てその丁寧な接客は必要のないもので、料理の提供のスピードをもっと向上させなさいとなると評価には繋がらないのです。



◆上司評価に左右されている印象をもたれてはいけない


かといって上司の評価を得るためだけに奔走していても 肝心の店のスタッフはついてきてくれません。
スタッフも人間ですから自分の意見を持たずに 上司の顔色ばかりを伺っている人の指示を聞こうとは思えません。
スタッフがついてこないということは結果的に成果に繋がらず評価が得られないということになります。

会社(その中でも特に直属の上司)の求めることを 自分の中で自分の言葉に整理しておくことが重要になってきます。

従業員に対しては

『上司が厨房内の清掃を強化するように言ってきたんだ。だから清掃をしっかりやってくれ。』
と言うのではなく
『綺麗な厨房からしか美味しい料理は出せないもんだ。だから清掃をしっかりやってくれ』
と言うべきです。

後者のほうが従業員が納得感を持って清掃を始められ、結果的に清掃の精度は高いことが多いのです。
もちろんこういったことは店長になってからも気をつけるべきポイントになってきますが…。



◆最後に


飲食業界でライフワークバランスを保とうと思ったら、店長になってからがスタートです。
店長になればそれまでに比べて裁量権(この言葉が正しいかはわかりませんが…)が段違いに増えるからです。
このブログでは店長になってからの話だけではなく、店長になるためにすべきことについても書いていきたいと思います。

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