店長の仕事内容
飲食店店長として働くといっても具体的にどのような業務があるのでしょう。
◆飲食店の仕事内容
店長の仕事内容の前にまず、飲食店内に存在する仕事内容についてご紹介します。
仕込み
開店前に食材をある程度調理した状態にすることです。
これによってお客様からご注文があった時に短時間で調理を終えることができます。
食材を包丁で切ったり、スープを煮込んだり、ドレッシングを作ったりします。
レシピが決められているので、それにしたがって調理をすれば調理の知識や技術が無くても味の再現ができるようになっています。
調理
お客様から受けた注文の料理を完成させて、お客様に出せる状態にすることです。
仕込みの時点である程度まで調理がすすんでいるので残りの工程を終えるだけなのですが、忙しい時間帯になれば非常に多くの量のオーダーをこなす必要があるので非常に体力を使います。
接客
注文を聞いたり
完成した料理を運んだりします。
作業だけで言えば単純な内容ばかりですが、お客様を直接相手にするので気配りやクレームへの対応など最低限の作業だけでは収まらないプラスアルファを求められます。
清掃
フロアに関しては
チェーン展開している店舗であれば専門の清掃業者が入ることが多いのですが、厨房内は自分たちで清掃をおこなうというパターンが多いです。
営業中にはできないですし、閉店後にすると深夜にまでおよびます。
かといっておろそかにしていると害虫や異臭の原因になります。
面接・採用
店舗で働く従業員の採用活動です。
現状の在籍人数に不足があれば募集をかけて応募があれば面接をおこないます。
育成・教育
新たに採用に至った従業員に仕事を教えます。
器用・不器用は人によって様々でほとんど手のかからない人もいれば、何度も同じことを教えなければならない人もいます。
卒業&入学シーズンは飲食店も人員の入れ替わり時期なので、場合によってはこの仕事が大量に発生することになります。
発注
食材の発注や
その数量の決定をおこないます。
これが適正でないと品切れがおきたり、余りすぎて廃棄が発生したりします。
品切れも廃棄もおこさないギリギリの数量が良しとされます。
デスクワーク
資料関係の作成です。
・本社や上司に送る報告書
・シフト作成
・発注数量の設定
・日々の売上の帳簿
などがあります。
◆店長の仕事はどれか?
飲食店勤務の中で発生する仕事はざっとこんなところです。
さて、この中で店長の仕事はどれでしょう?
答えは
全て店長の仕事とも言えますし
どれも店長の仕事ではないとも言えます。
①~⑧までの仕事がないと店舗運営は成り立たないので、自分以外にこれらができる人がいないのであれば自分がやらなければなりません。
逆に自分以外にこれらの仕事ができる人がいるのであれば、その人に委譲して自分がやる必要はないわけです。
全ての仕事を自分でおこなわなければならなければ非常に多くの仕事量になるでしょう。
全ての仕事を従業員に割り振られていれば自己の業務上の負担は極めて少なくなるでしょう。
◆最後に
全ての仕事を従業員に委譲できている状態が最良と言えます。
しかし、従業員に仕事を丸投げしているだけでは不平不満もたまりますし、店舗クォリティの維持も難しくなってきます。
委譲する仕事の見極めや委譲した仕事のチェック業務をおこなう必要があります。
これをおこなっていくことこそが飲食店店長としてライフワークバランスを保った仕事をしていく肝になってきます。
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